龍谷大学深草図書館様

新深草図書館への図書の移動と配架

要望・課題

利用者への影響を最小限に留め、できるだけ短期間で作業を完了すること

新図書館開館という大きな事業計画の中で発生する約30万冊図書移動作業に関して、1月末までは学期末試験、その後は大学院入学試験も控えているため、利用者サービスへの影響を最小限に留め、できるだけ短期間で作業を完了する必要がありました。
更に開館後の利用者の利便性を十分考慮した図書配架案の作成も重要視しました。
「作業期間短縮」「効果的な図書配架計画の作成」の2つが大きな課題でした。

【龍谷大学新深草新図書館のビジョン】

学生の「多様な主体的学び」を支援する「知の広場」
図書館の豊富な学術情報を活用しながら自由かつアクティブに学び合える、“知の交流”空間、“学びのリエゾン”空間

導入内容

綿密な事前調査による配架計画の作成と図書移動・配架業務

課題である作業期間最短化のためにも、綿密な事前調査・配架計画の作成が必要であり、それら移転前の準備作業により多くの時間を割きました。配架計画の作成も、常に利用者にとって理想的な導線をイメージしながら、ナカバヤシの独自のプログラムである「配架シミュレーション」で新図書館での配架図を作成しました。ナカバヤシの可視化された配架シミュレーション図は非常に分かりやすいものでした。
打合せの中で、図書移動の実績に裏打ちされたより具体的な提案により、移動作業時や配架後に起こりうる不測の事態を予め把握し、対応することができました。特にシミュレーションの作成は途中に多くの調整が発生することから、図書館担当者とナカバヤシ担当者との円滑なコミュニケーション(双方に細かい情報共有作業)が必要でシミュレーションの完成には不可欠な要素でした。また、利用者への影響を最小限に留める方策としては、作業時間や作業動線を調整することで作業期間中も部分開館とし、昼と夕方の1日2回出納できる時間を設け、利用者への資料提供を可能としました。
その結果、移動作業は4週間程の短期間で完了し、短期間での作業完了という最大の課題をクリアすることができました。また、導入から1年経った今も大幅な配架調整が必要となったことはありません。

ナカバヤシを選んだポイント

配架イメージサンプルや工程など具体的な提案があったので、安心感があった。

単純な引越作業だけであれば他業者でも対応してもらえるとも考えましたが、普段から資料保存関係の仕事を依頼しているナカバヤシであれば
書籍の分類、配架や取り扱いなどの実作業に関して他業者よりも信頼ができると考えました。
また移動作業実施前にナカバヤシ営業担当から移動作業に関する提案を聞き、業務の確実性を感じました。他館での業務導入実績も決め手です。
配架シミュレーションによる作業期間短縮についても、配架イメージサンプルや工程など具体的な提案があったので、安心感がありました。

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