2018 05.25 (Fri)

リリース

「子育てにおける写真及びアルバムの意義に関する実証的研究」 研究結果を発表

~子供の自己形成における影響など、約1,000名を対象とした実証的研究を実施しました~

 

アルバム研究所

 

ナカバヤシ株式会社は、「子育てにおける写真及びアルバムの意義に関する実証的研究」をテーマに、2016年4月より進めていた大阪教育大学の研究チーム(代表者:大阪教育大学 教育学部教員養成課程家政教育講座 准教授 小崎 恭弘)との受諾契約研究結果を2018年3月に発表しました。
(Webサイト「アルバム研究所」でも、同内容を一般公開しています。)

 

研究結果について(抜粋)

「アルバムづくりが子育てに与える影響」をテーマに、約1,000名(保護者・学生計)を対象としたアンケートや重回帰分析などを行った研究結果として、下記の3点を公表しました。

1.アルバムの利用率が高い保護者ほど、子育てに対してポジティブな感情(「子育ては楽しい」「子育てを通して自身が成長できる」etc)を抱く傾向にある。
2.アルバムを所持している家庭ほど、子どもが抱く家庭への「親密度・愛情」度合などが強く、「家庭不和」が低くなる傾向にある。
3.写真・アルバムと関わる経験が多い子どもほど、自己の形成において「自立性・協調性」が強く現れる。

デジタルに移り変わりつつある写真・アルバムの現状や、保護者や学生による関わり方、その影響の度合いが調査から明らかとなり、子供の成長に関して、『写真・アルバムと関わることは子どもの成長にとって、自己効力感(自身に対する信頼感や有能意識)が高く、他者との関わりに長けた人格形成に良い影響を与えるといえる』という結果を得られました。
今回の受託契約研究結果をもとに、潜在的ニーズや市場変化に対応した商品開発や訴求、学術的な研究活動など、今後もアルバム文化の啓蒙活動を続けてまいります。

 

研究内容について

テーマ 「子育てにおける写真及びアルバムの意義に関する実証的研究」
内容 1.子育て世代における写真とアルバムに関する意識と現状調査
2.アルバム活用が親の子育てと子供の成長に与える影響について
3.アナログとデジタルとの写真の受け取り方の違い
研究代表者 小崎 恭弘 (大阪教育大学 教育学部教員養成課程家政教育講座 准教授)
研究開始 2016年4月
最終研究発表 2018年3月末日
研究の主旨 1.調査、実験等の実証的な研究を通じて、我が国の写真やアルバム文化の発展に 寄与することを目的とする。
2.写真やアルバムが、人の生活や子育て教育において、どのような状況にあり、またそれらが及ぼす影響や効果について基礎的な研究を行う。
3.写真やアルバムの販売促進に向けてのものではなく、広くアルバム文化の啓発に努めるものとする。
公開サイト Webサイト「アルバム研究所
論文資料 論文資料データPDF
小崎 恭弘氏(こざき やすひろ)プロフィール
大阪教育大学教育学部教員養成課程家政教育講座 (保育学) 准教授
1968年生まれ、(兵庫県出身)。
1997年 武庫川女子大学大学院臨床教育学研究科終了。
2009年 関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。

西宮市市役所初の男性保育士として1991年に採用。市役所退職後、神戸常盤大学を経て、現職。
専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」など。

 

※プレスリリースの内容は、発表当時のものです

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