とりくみ

わたしたちがにんにくをつくる理由

製本業と農業
二刀流事業を実現

ナカバヤシの兵庫工場では、日本でも稀有な技術・設備を有する「製本業」と、 にんにく生産の「農業」、その名の通り"畑違い"の事業を両立しています。

近年の出版数の低下やデジタル化にともなう紙資料数の減少により、 製本冊数も減少している中、工場稼働率の平準化、事業の存続のために、製本業と繁閑がうまくマッチしたにんにくの生産を始めました。

2015年 養父市が国家戦略特区に設定されたことを機に農業事業に参入
2016年 改正国家戦略特区法の施行を受け、企業初の農地を購入
2018年 養父市の特区事業者で初めてとなる「JGAP」認証を取得

日本の農業は、個人経営の農家や、農家主体の農業法人による経営が主流です。 高齢化や都心化が進み、農家が減少している中、企業が農業事業を行うことで、企業ならではの就労環境や福利厚生を提供できるなど、 農業に携わる人の雇用の安定や多様性を作ることができると考えています。 私たちは農業参入企業の先駆者として、持続可能な農業ビジネスを創出していきます。

地域のために
企業ができること

  • 耕作放棄地の開墾

    耕作放棄地の開墾

    周辺地域の高齢化にともない、耕作放棄地は200ha以上、5年間で倍増というペースで増加していました。このように使われなくなっていた農地を農家から引き受けて、開墾・利用しています。これまでに引き受けた土地は、養父市内周辺に点在する70か所にのぼります。(2019.12現在)

  • 耕作放棄地の開墾

    大規模な施設を設置、
    地元農家も支援

    農場周辺に、収穫したにんにくの処理や選別・乾燥作業を行う「大屋にんにくセンター」「夏梅にんにくセンター」を設置。専用冷蔵庫も設置し、生産から加工まで一貫して手掛けられるよう整備しました。これらの施設では、近隣の地元農家が作るにんにく10tほどを受け入れたりと、施設が地域の方のお役に立てるような運用を行っています。

    近隣農家より受け入れたにんにくは、JGAP認証範囲には含まれません。

  • 耕作放棄地の開墾

    地域に恩返しを

    1973年創設以来、ナカバヤシ 兵庫工場は養父市で日本有数の製本工場として今日まで稼働し続けることができています。その恩返しがしたい、地域に貢献がしたい、私たちはそんな想いで、にんにくの生産を通して、地域活性化に取り組みます。

情報と文化を
未来に残す使命

国内稀有な諸製本の工場。

国内稀有な諸製本※1の工場。

雑誌合冊製本をはじめ、 新聞や論文の製本、古い資料の修理、修復などを行っています。主力である"雑誌合冊製本"とは複数の雑誌を1冊に綴じ合わせて、保存しやすいハードカバー製本にすることです。日本の大学図書館、公共図書館の8割以上のシェアを占めます。
製本・資料保存に特化した工場として、日本最大級の規模と言えますが、近年の紙資料の減少の中、オートメーション化できない"職人の技術"の伝承が課題となっていました。
しかし、"製本業"とは、日本の雑誌、本、文献など、そこに詰まった情報と文化を未来に残す仕事。簡単にやめるわけにいかない。私たちには"製本業"を守って続けていく使命があります。
製本業を続けていくために、熟練した技術をもつ職人を守り育てていくために、製本業の閑散期にちょうど植え付け・収穫を行えるにんにくの生産に取り組みます。
ナカバヤシのにんにく「やぶひこ」「やぶひめ」を食べること、それは、情報と文化を未来に残すことへの貢献に繋がります。

  • 諸製本(もろせいほん)…出版された本や雑誌などを仕立て直す製本。傷んだ書籍の修理・再製本も含みます。

新たな名産地へ

新たな名産地になりました

耕作放棄地の開墾からはじまった養父市でのにんにくの生産。日本有数のにんにくの名産地を目指して地域と一体となって取り組んできました。
「寒地系にんにくと暖地系にんにくを養父市で育てる。」気候・風土・標高差を利用することで、日本でも稀な両方のにんにくを栽培することに成功しました。今では養父市のふるさと納税の返礼品に認定されるなど、新たなにんにくの産地となりました。(ふるさと納税/養父市
満点の星空、澄んだ空気、冬には山肌にはびっしりと雪が降り積もる。そんな養父市山間部の土のなかでしっかりと育ったナカバヤシのにんにくは、白くて味もきめ細やか。 私たちは、地域と企業が連携した新しい農業のかたちで、おいしいにんにくを日本中にお届けします。